今回、ご紹介するのは、井田先生が出している『講義刑法学・総論』(有斐閣、2008年)です。個人的には、とても好きな本です。 講義刑法学・総論 作者: 井田良 出版社/メーカー: 有斐閣 発売日: 2008/12 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 16回 この商品…
こんにちは~ 今回は、刑事法の体系について書いてみたいと思います。刑事法の体系について理解すれば、刑法がどのような法なのかも理解しやすくなると思います。 現在の刑事法は、大きく3つのカテゴリーで構成されています。第一のカテゴリーが実体法であ…
本日は、刑法とはあまり関係がありませんが、インプット(基本書や予備本を読むこと)を重視すべきか、アウトプット(司法試験の過去問や演習書の問題を解くこと)を重視すべきか、という問題について考えてみましょう。私個人は、これについても「そんなの…
こんにちは~ 本日は、リアル社会について考えようと思います。テーマはとっても単純です。「犯罪って増えてるの?」という疑問に答えていこうと思います。しかし、単純ですが、実際にはおそろしく難しいです。『犯罪白書』に書いてあるじゃん!と思われた方…
ひとつひとつ基本書をご紹介しようと思っていたのですが、同じようなサイトがけっこうあるようなので、本ブログは、ここでひと工夫して、データで基本書の比較をしてみようと思います。 現在、主に使われている基本書はこんなかんじでしょうか。 山口厚『刑…
◆何が問題となっているのか 本日は、基本書の使い方について書こうと思います。ゆるふわな私としては、そんなのどう使ったっていいじゃん、とか思ってしまうのですが、利用方法を自分で考えるのも意外と面倒で、「読みあたりばったり」になってしまうという…
今回ご紹介するのは、リーガル・クエストシリーズの『刑法総論 第2版』(有斐閣、2012年)です。なぜ同書を一番はじめにご紹介するのかといいますと、同シリーズが建前上、スタンダードテキストを謳っているからで、これを基準に以降の基本書を紹介してみよ…
刑法ではおなじみの基本書について書こうと思いましたが、何の前振りもなく基本書をご紹介するのもどうかと思いましたので、記事一つを費やして、基本書についての誤解を可能な限り正しておきたいと思います。もしかしたら、失礼なことを書くことになるかも…
平成21年の問題は、なんでこんなに難しいのでしょうね…(TT) 今回は、一種の社会常識が必要な問題です。 第 2 問 甲は,国際旅行協会(AIT)という団体を設立し,AITには有効な国際運転免許証を発行する権限がないにもかかわらず,AITの名前で,…
本日の問題は、ものすごーく難しかったです。。これ、出題者自身は解答できるんでしょうか…(/_ ; ) 第 1 問 甲及び乙は,路上を歩いていた際,日ごろから仲の悪いAと出会い,口論となったところ,立腹したAは甲及び乙に対し殴りかかった。甲は,この機…
ブログ書くのも、けっこう時間がかかるんですね…(記事ひとつで午前中が吹き飛ぶ…) 第 2 問 甲は,紳士服の専門店であるA社の営業担当者として高級紳士服の販売を担当していた。甲は,遊ぶ金に困ったことから,顧客から金銭を入手してこれに充てようと考…
旧司法試験の解説的な試み。初学者向け(のつもり)。今のところ、解答例なし。 ※追記:解答例をつくってみました(→H22刑法第1問解答例) 第 1 問 甲は,かつて働いていたA社に忍び込んで金品を盗もうと考え,親友であるA社の従業員乙にこの計画を打…